【レッスン13-10】RPMの基本&複数社の広告を使うときのRPMの見方

広告の効果を分析する時には、クリック単価(CPC)やクリック率(CPC)とともに、RPMをチェックされるかと思います。

ただ、複数社の広告を使用している人は

「RPMってどうやってみたら良いの?」

と思われるかもしれません。

ここでは、RPMについての基本的な考え方と、複数社の広告を使用する際のRPMの見方を解説していきます。

目次

RPMについて

まずは、RPMについての基礎的な知識を解説していきます。

RPMとは?

「RPM」とは、Revenue Per Milleの短縮形です。

広告もしくはページが1,000回表示された場合に推測される見積もり収益額を刺します。

RPMには、

・インプレッションRPM
・ページRPM

この2つがあります。

AdSenseの公式ページでのそれぞれの解説は以下の通りです。

インプレッションRPM

インプレッション収益(RPM)は、表示回数 1,000 回あたりの見積もり収益額を表します。インプレッション収益は実際の収益額ではありません。見積もり収益額をページビュー数、表示回数、またはクエリ数で割り、1,000 を掛けた値です。

出典元:インプレッション収益(RPM) – AdSense ヘルプ 

ページRPM

1000インプレッションあたりのページ収益(RPM)は、見積もり収益額を受け取ったページビュー数で割り、1000を掛けて計算されます。

出典元:Page RPM – AdSense ヘルプ 訳

分かりやすくまとめると、

・インプッションRPM:広告1000回表示あたりの収益額
・ページRPM:1000PVあたりの収益額

ということです。

とご理解いただければOKです。

一般的によく使われるのはページRPMの方ですので、ここでの解説や普段のコンサル等で使っている「RPM」もページRPMの概念を使用しています。

RPMの計算方法

RPMの計算式は以下の通りです。

【ページRPM収益額の計算式】RPM=(見積もり収益額÷PV)×1000

例えば、10,000PVのアクセスで収益額が2,000円だった場合は

RPM=(2,000÷10,000)×1,000=200

となり、RPMは200円ということになります。

同様に、10,000PVのサイトで収益額が5,000円の場合は、RPMは500円になります。

つまり、RPMの数字が高い方が、サイトの収益性は高いということですね。

複数社の広告を使う際のRPMの見方

複数社の広告を使用する際は、RPMをチェックするのは当然アドセンスだけでなく、使用している広告会社の合計でチェックしていく必要があります。

ですので、アドセンス+その他の広告の1000PVあたりの収益額として、合計のRPMをチェックしていきましょう。

合計のRPM計算方法

【合計のRPMの計算式】合計のRPM={(アドセンス+他社広告の見積もり収益額)÷PV数}×1000

例えば、10,000PVのサイトに、アドセンスと3つの会社の広告を使用して以下のような収益が出ているとします。

アドセンス:3,000円
・広告会社A:3,000円
・広告会社B:2,000円
・広告会社C:1,000円

この場合、

全体RPM={(3,000+3,000+2,000+1,000)÷10,000}×1,000=900

となります。

月間100万PVのサイトだった場合、全体RPMが100円違うだけで10万円の差になります。

つまり、収益性を上げるには、合計のRPMをいかに上げられるかが鍵になってくるということです

1日のPV数が10,000pvあるのにRPMが200を切っている場合は改善の余地がありますので、下記の記事を参考に軌道修正をしていきましょう!

参考記事:ページRPMを上げるためのライティングポイント5つを解説します!

目次