人はどんな時に検索行動を取るのか?イメージを持っていただくために、シチュエーション別に検索キーワードをまとめてみました。
あくまでイメージですので、実際にそのキーワードで検索しているかは別の話です。
まずは人が検索したい時の「気持ち」「心理状況」を把握してみてください。
人が検索窓に打ち込む時のマインド(心理状況を把握する)
人は疑問に思ったり、困ったことがあったり、誰かと共感したい時に、検索キーワードを検索窓に打ち込んで検索をかけます。
つまり、ターゲットはみんな検索窓に質問をしているということですね。
じゃぁそのためには?ということで、シチュエーション別にどんなキーワードで検索をかけるのか、仮説を立ててみましょう。
事例1)ipadにヒビが入ってしまって困ったな〜
検索者Aさん:iPadにヒビが入ってしまって困ったな…修理できるかな〜?
ipadに日々が入ってしまって、困った場合ですね。
これはあるあるだと思いますが、ターゲットはとても困り果てています。どうにか直したいし、修理に出したらいいのかな?と悩み始めます。
そんな時にどんなキーワードで検索するのかを想像してみてください。
仮説にはなりますが、例えば
キーワード:iPad ヒビ 修理
こんなキーワードで検索をかける可能性があります。
このように、相手の立場に立って、相手の困った状況を想像しながら、ターゲットが求めていること、ターゲットがどういったキーワードで検索をするのかを仮説立てるのが、キーワード選定のファーストステップなのです。
相手の気持ちや困っている事がよくわからない人は、恋愛やビジネスでも上手く行っている人は少ないです。なので、まずは「相手はこんなことで困っているかも?」とか「相手が知りたいこと&求めていることは〇〇についてかな?」と、相手を思いやることから始めてみて下さい。
事例2)来週金曜に放送される映画イットがカットされるシーンも多いらしい
検索者Bさん:来週金曜に放送される映画イットはカットされるシーンも多いらしいけど、どこがカットされるのかな?
検索者Bさんの心理状況からすると、来週放送予定の映画でカットされるシーンについて知りたいんですよね。
となると、検索者Bさんが検索するキーワードは
キーワード:金曜ロードショー(日付) 映画 イット カットされるシーン
です。このキーワードが入っていると、検索者Bさんと同じ様に思っている人も同じキーワードで検索をかけてくる可能性が高いですね。
事例3)ミスドのコラボ商品がいつも売り切れ…(><)
検索者Cさん:ミスドのコラボ商品がいつも売り切れ…。食べたいなぁ!何時からだと買えるのだろうか?
検索者Cさんはミスドのコラボ商品のドーナッツを食べたいようですが、いつも売り切れでなかなか買うことができていない状況です。
そうなると、相手は「このコラボ商品をどうにか入手したい」そして、「どうやって入手できるのか」入手方法について求めているという仮説を立てることができます。
ミスドでは店舗によって販売時間が違うので例えば、
キーワード:ミスド コラボ商品 販売時間 何時から
このワードで検索する可能性があると仮説を立てることができます。
事例4)居酒屋のひとしがいつも混雑していて予約できないよ!
検索者Dさん:居酒屋のひとしがいつも混雑していて予約できない!どうしたらお店予約できるのかな?
検索者のDさんは、石垣島の人気居酒屋「ひとし」にずっと行きたいと思っているが、混雑していてなかなか予約がでいない状況です。電話もつながらい状況ですので、どうやったらお店が予約できるかを知りたいと思っています。
この場合は、
キーワード:居酒屋 ひとし 予約方法 or 空いてる時間帯
このようなキーワードで検索する可能性が高いのです。
キーワード選定は相手が疑問に思っていること、困っていること時に、どんなキーワードで検索をかけるのか?をひたすら考えて、キーワードを拾っていくことが大事ですね。
その他シチュエーション別の検索キーワードまとめ
話題性の高いニュース、毎日お昼に取り上げられるニュース、LINEに入ってきたニュースなど、あらゆる情報に触れた瞬間に、読者は「検索」したくなるということを把握しておきましょう。
例えば、以下のようなシチュエーション(ニュースに触れたタイミング)で、検索行動を取ります。
実際に検索されるキーワードとは少し違うかもしれませんがイメージとして掴んでいきましょう。
◉事例1)いつも見ていたテレビ番組「スカッとジャパン」が突然打ち切りになった
→キーワード:「スカッとジャパン 打ち切り 理由」
→テレビ番組の打ち切りニュースが入ったときはTwitterを確認してみてください。Twitterで話題になっている場合は「どうして急に打ち切りなの?」「なんで?」とTwitterが盛り上がっています。
その場合は、そのままツイートの疑問をキーワードとして、拾ってもOKです!
◉事例2)格付け番組でYOSHIKIが待機部屋で食べているお菓子が気になる!
→キーワード:「格付け番組 YOSHIKI お菓子 メーカー」
→毎年年始に必ずある番組ですね。この番組では大物アーティストYOSHIKIが出演するため、毎回注目されます。また、GAKTOさんとペアを組むことが多く、そういった意味でも話題になりやすいです。
かつ、YOSHIKIさんは毎回待機室で、必ずお菓子を食べているので「どこのメーカー、あるいはブランドのお菓子を食べているのか」と、検索需要が生まれるのです。
◉事例3)新アイドルグループが誕生でどんなメンバーなのかが気になる!
→キーワード:「アイドルグループ名 メンバー プロフィール」
→所属事務所が大手だったり、プロデューサーが超有名なアーティストだったり、あとジャニーズグループも新グループが誕生した際は、Twitterで話題になっていることが多いです。
その場合は、一番最初に気になるところ「どんなメンバーがいるのか」という点で、上記のような検索キーワードが出現することがあります。
◉新CMに出てくるダンサーの子が綺麗!誰だろう
→キーワード:「CM名 女性 ダンサー 誰」
→CMや広告は視聴者の目に触れる回数が多いため、そのCMに出ている出演者にも注目が集まります。とても上手に踊っているダンサーや、きれいな子だったら「このダンサーの女の子は一体誰だろう?」と気になってくるんですよね。
その場合に検索されやすいキーワードですね。
◉〇〇アナウンサーがパイロットの一般男性と結婚!
→キーワード:「〇〇 アナウンサー 結婚相手 誰」
→キーワード:「〇〇 アナウンサー 結婚相手 航空会社 どこ」
→アナウンサーに限らず、有名人の結婚報道は、その人の認知度の高さによってアクセス需要が変わってきます。最初に気になる部分を人は検索するので、もしアナウンサーの結婚相手が誰なのか?分からない場合は、上記のようなキーワードで検索されることが多いです。
※もし相手が一般人ではなく、陶芸家やどこぞの社長の場合は、「結婚相手の名前 経歴 顔画像」といったキーワードが検索されやすいです。
◉10年ぶりに〇〇が女優復帰してるけど、顔が変わってない?みんなも思ってるかな?
→キーワード:「〇〇 顔 変わった」
→キーワード:「〇〇 顔 整形」
→バラエティ番組ではよく何年ぶりの出演といった見出しでニュースになることがあります。その場合、出演者に注目が集まりますが、Twitterで事前予告の短い動画が上がっている事がありますので、番組放送前に出演者の見た目を見て、もし顔にしろ、体系にしろ、変わった様子があれば、そこが検索されます。
まとめ
人がどういうシチュエーションで、どんな気持ちになって、どんなキーワードで検索するのか、イメージは湧いてきましたか?
ここがなんとなく掴めたら、バッチリです。
今回抑えておくべきポイントは、検索者が「検索するタイミング」というのは、人が情報に触れた瞬間であることと、その瞬間にまずは検索者の目線に立ち、「こんなキーワードで検索するのではないか?」と仮説を立てることです。
普段私達も情報に触れて、気になったことを検索すると思いますが、それはみんな共通していますが、自分目線だけではなく、検索者目線を徹底的に意識することが、キーワード選定上達のコツになります。
ぜひ、「自分が気になる」と「相手が気になる」の主観と客観のバランスを意識して、キーワード選定のスキルを上げていきましょう!