外注化の概要
外注化の前準備と、外注先にやってもらう作業についてピックアップしています。
外注化する前準備
- 外注専用の依頼テンプレートを作成
- 外注化先への記事マニュアルを作成
※どちらもご用意しているので以下を読み進めてみて下さい。
外注化を任せる作業範囲
外注を任せられる範囲は以下になります。
・記事分のみ(テキストファイルで受け取る)あるいは、
・記事分のみ(Wordpressにて受け取る)
・画像の挿入作業
・タイトル作成作業
・キーワード選定作業
・公開の権限あり
ケースバイケースでこれらを任せることは可能です。
ライターさんの中には、初心者の方も多いので、人によっては任せる範囲は変わってきます。指導をしながら最終的に全てできるようになってもらえるといいです。
記事分のみ(テキストファイルで受け取る)
WordPressを使用せずに記事文章のみをテキスト、メールなどで送っていただき、納品してもらうこと。
PCが苦手な外注先には、この方法で運用することがありますが基本的におすすめはしません。
WordPressの投稿エディタに貼り付ける作業が増えますし、手間ですよね。
できる限り、wordpressにログインして作業できるようにIDとパスワードを渡し、編集できる権限を与えて、直接wordpressにて文章を書いていただきましょう。
そちらのほうが教育もしやすいですね。
その際はマニュアルを作成してお渡ししましょう。やり方をPDFにして渡す準備をしておけば、wordpressを初めて使う方もスムーズに作成できます。
記事文のみ(wordpressを使用して受け取る)
外注化先にはwordpressのユーザー権限を付与して、投稿編集画面で文章を作成してもらいましょう。
この時にユーザーの権限を「寄稿者」に設定を。
これは公開の権限を与えずに、記事本文のみ作成してもらい、こちらで誤字などをチェックしてあとは「公開」のボタンを押すだけにするようにします。
修正などもあるため、やはりwordpressで直接作業をしてもらった方が作業がはかどると思います。私は直接ライターさんにログインしてすべて記事を投稿して頂いています。
画像選定/挿入作業あり
外注先に文章だけではなく、画像も選定してもらう場合ですね。
同じくユーザーの権限は「寄稿者」に設定、デフォルトの機能では画像をアップロードできないので、「寄稿者」にアップロード権限を与えるために、機能のカスタマイズをする必要があるので覚えておいてくださいね。
画像選定する手間が省けますが、外注先が不適切な画像を使用しないように、Adsenseに違反していないかどうか、他のサイトからの引用の注意点、フリー画像サイトからのダウンロード方法も記事作成マニュアルに記載して渡しましょう。
タイトル作成作業あり
通常外注化先には「タイトル」「見出し」を作成して渡しましょう。
それに沿って記事を作成していただくようにします。
慣れてきたら「キーワードのみ」を渡してタイトルを作成してもらい、見出しも作ってもらえるようになってもらいましょう。
ただ、タイトルは初心者にとってなかなか難しいところなので、私はおすすめしません。
ライターさんが慣れるまでは、こちら側で「キーワード」と「タイトル」「見出し」まで作って渡した方がいいと思います。もちろん長い付き合いになれば、信頼関係もありますしある程度任せることもできるでしょう。
指導しながらタイトル作成もしてみるのもいいですね。
キーワード選定作業あり
キーワードは、集客の最も重要な要素の一つです。このキーワードを間違えると、アクセスの集めにくい記事が増えるだけなので、基本的にはこちらの作業だと思った方がいですね。
そのへんも指導しながら、できそうであれば任せていくこともできるとは思います。
公開権限あり
外注先が運営スタッフとして育てば、公開の権限も与えて、サイトの運営をすべて任せましょう。
ここまでくればベストな外注戦略ができていると思います。
完全自動化で自分の時間をどんどん増やすこともできるので、大きなメリットになります。
2.外注先を募集しよう!
それでは、外注先にやってもらう作業がなんとなく把握していただけましたら、さっそく募集をかけていきましょう。
おすすめのサイトや募集文について記載しています。
クラウドソーシングを利用する
以下の3つのサイトをおすすめします。
このクラウドソーシングは、いわゆる「お仕事マッチング」のようなサービスを提供しているサイトを利用することです。
どのサイトを利用するのが良いか?という点で迷う方もいらっしゃると思うと思いますので、この3社のサイト全てで募集をかけていきましょう。
その際は募集のハードルは低めに設定がおすすめです。
例えば、
・経験や知識がなくてもできる仕事
・誰にでもできる仕事
この2点を押し出して募集文を作成しましょう。
基本的に主婦や在宅ワークをされている方の応募がほとんどなので、「自分でできそうだな!」と思ってもらえるような
タイトル・内容・報酬額・条件を記載しておくと良いですね。
募集要項には、
■タイトル
女性限定!初心者未経験者歓迎!あなたの目線で好きなジャンルのブログを書いていただく簡単なお仕事です!(300円)
■仕事内容
あなたの好きなジャンルや得意なジャンルからお選びいただき、それに関する記事をかいていただくお仕事。ネットで情報をまとめて感想を加えるだけでいいので、とっても簡単です!楽しくお仕事に取り組めます。
■報酬額
1記事300円になります。
※記事のクオリティや長期継続によって単価アップも検討させていただきます!
■条件
例)
電話やskypeで打ち合わせ可能な方
向上心があり前向きな方
文章が好きな方
アウトソーシング依頼テンプレート参考資料①ダウンロード
アウトソーシング依頼テンプレート参考資料②
●募集のポイント
- 経験がなく誰にでも簡単にできることを伝える
- ベネフィットを書いて反応をしてもらう
例えば、
- 文章力が上がります!
- 趣味をいかして楽しく仕事ができます!
- WordPressの使い方が身につきます!
- ブログで稼ぐ仕組みを垣間見れます!
こんな感じですね。
とにかく、簡単にできることを、アピールした方が反応がとれやすいってことですね。
良いライターさんを見つけるポイントは2つ
おすすめなのは、他の募集文も実際に見てみることです。
応募人数を見ることができるので、他の依頼文に比べて人数が多い場合は、その募集文にはライターさんにとって、魅力的なポイントが詰まっているということです。
丸パクリはよくありませんが、参考にして文章を変えて応募しなおすと、自分の理想のライターさんが集まることがあります。ぜひチャレンジしてほしいです。
もしあなたが、韓国ドラマの特化サイトを運営したいとしましょう。その場合は、依頼文の時点で、「韓国ドラマに詳しい方」「韓国に興味があって好きな方」などの記入をしておくと、適したライターさんを見つけやすいです。
私はエンタメ系のアイドルに詳しいライターさんを集めた際に上記の方法で契約し、現在アイドルのプチ特化サイトを運営していますが、私よりも詳しいので、今全てネタ選定からタイトル選定まですべてをお任せできている状況です。
外注ライターさんはスプレットシートで管理
外注ライターさんが決まったら、スプレッドシートで管理するのがおすすめです。
複数のライターさんを雇う場合は、今誰がどの記事を担当をしているのか?記事の公開日等も記入するよう指示をしておくと、こちらの管理がしやすいです。
記事作成マニュアルのつくり方
募集文が完成したら、記事のマニュアルを作成しましょう。
もし自分で作成したい場合は参考にしてみてください。
主に3つの内容があるといいです。
- 作業工程の流れ
- wordpress操作マニュアル
- 記事作成マニュアル
文書でPDFにして渡してもいいですが、伝えにくいものは動画を使って解説するのもおすすめです。
マニュアルは、自分でWordPressを立ち上げてつくってもいいですし、Googleドキュメントなどで共有することもできます。自分のやりやすいやり方でマニュアルをお渡しして、ライターさんが進めやすいように工夫をしていくとよいです。
作業の流れ
外注先がどのように作業をすすめていくのか、
あなたが指示をだしてから記事を納品するまでの流れの全体図が分かるように明示しておきましょう。
具体的には、納品のスケジュール、記事を書いた後の連絡のとり方、スプレッドシートの管理の仕方などなど、お互いがスムーズにやり取りできる環境を整えるのがこちら側のお仕事になります。
wordpress操作マニュアル
もし経験がある方であれば、不要のマニュアルになりますが、wordpressを触ったことのない方も多いです。
なので、基本的な操作方法をPDFで渡したり、動画を撮ってマニュアルのURLを貼り付けておくと親切ですよね。
文字だけでは伝えにくい部分もあるので、最低限「画像」もほしいところです。自分がはじめてWordPressを触った時のことを思い出しながら、作成しましょう。
そうすると、かなり外注先もスムーズに記事作成ができると思いますよ。
外注先に操作していただく部分だけでいいので、以下のやり方は最低限伝えておきましょう。
- ログイン方法
- 投稿画面の開き方
- 新記事作成方法
- 下書き保存
- 画像のアップロード方法と挿入
- 文字の装飾
などなどです。
記事作成マニュアル
記事作成に関するマニュアルも用意しましょう。
〇〇に関する記事を書いてください!だけではまったくコチラが意図する内容を書いてきていただけません。
そのため、普段あなたが意識していること、気を付けていることをしっかり明記しましょう。
例えば、
- 記事の仕上がりイメージ
- 各段落のおおよその文字数(1,000文字以上)
- ライティングのポイント
- 引用の使い方
- 画像の挿入方法
- 注意点(コピペとリライト禁止・NGワードの提示)
- 検索者の疑問に答える内容をきちんと書く
以下の資料も参考にマニュアルを作っていきましょう。
外注ライターさんの管理の仕方
もしあなたが外注ライターさんにwordpressのユーザー権限をお渡しする場合のお話をしておきます。
まず、WordPressには
- 管理者
- 編集者
- 投稿者
- 寄稿者
- 購読者
この5つの権限があります。
外注先に運用を任せるには、基本的に「投稿者」または「寄稿者」を選択しましょう。
wordpressで作成してもらい、下書き保存してもらって、こちらであとは「公開」すればOKという状態をつくりましょう。
外注記事の管理表
記事作成管理表を作成し、個々の外注先にどの記事を執筆してもらったのかを一覧できるようにしておくのがいいです。
外注ライターが増えると、誰に何記事書いてもらったのかが手間がかかります。
「Googleスプレッドシート」などを使って、一覧表を作りましょう。
- 日付(公開日)
- タイトル
- 承認欄(公開したらチェック)
- 検収欄(支払い完了したらチェック)
外注ライターの管理表
複数の外注先をやりとりをすることになると、
「誰がどんな条件で採用し、どんなスキルを持っているのか?」という情報が混乱します。
一括で管理できるものを作成すると作業効率が上がります。
- 管理用ID
- ライター名
- wordpressID/パスワード
- メールアドレス
- skypeのID
- スキルや経験
- 執筆ジャンル
- 執筆ペース
- 単価
- 採用日
- 応募経路
- 総合評価
外注化ライターが複数と増えてきたら、Googleの「スプレッドシート」は非常に便利ですね。ネット上で管理できますし、エクセル仕様なので表を使ったり計算をするがめちゃくちゃラクです。
コピペチェックのツール
募集分に「コピペ禁止」と書いていても中には、普通に他のサイトの文章をまるまるコピーしている方もいるようです。
なので、複数のライターに記事作成を依頼する場合は、そういう方に出くわす可能性もあることを覚えておきましょう!
コピペチェックを行わずに記事を公開すると、SEO的にも評価が下がりますし、ペナルティのリスクもぐっと高くなりますので、必ず信頼できるライターに育つまでは、コピペチェックのツールを使って確認をしましょう。
参考サイト:コピペチェックツール①
参考サイト:コピペチェックツール②
外注先への報酬支払い
念には念を、ということで、
報酬の支払いは内容に間違いがないか、確認をしてもらうためにも、その都度「支払い明細書」を外注先に渡すようにしましょう。直接雇用の場合は、支払いの確認は念入りに行なった方がいいと思います。
業務委託契約書
採用するまでに10記事まではトライアル期間として、報酬を40%カットでやっている方もいらっしゃいます。
もしトライアル期間を経て、本採用が決まれば「教務委託契約書」を交わしておくことがおすすめされていました。
内容はこのようなもの
- 納品物が公開に値しない場合は無償で修正してもらう
- 連絡がなく納期が過ぎた場合は報酬は発生しない
- コピペをした場合も報酬は発生しない
- 納品された記事が原因で著作権侵害で訴えられた場合は損害賠償を負担していただく
あとあとトラブルにならないためのものなので、必ず作成しておくことをおすすめします。